妻の恵美です。 久々の書き込みとなります。
先日の日曜日、ドキュメンタリー映画 「めぐみ 〜引き裂かれた家族の30年〜」と、
拉致被害者、有本恵子さんのご両親の講演会がありました。(田辺市 紀南文化会館にて)
映画のタイトル 「 めぐみ 」とはもちろん、拉致被害者の横田めぐみさんの事です。
映画の前に、まず有本さんご夫妻の講演会がありました。
有本さんご夫妻の講演会は、2年前にも、ここ田辺市の紀南文化会館で開催されました。
その時は、横田さんご夫妻をはじめ、平沢勝栄議員も来られたそうです。
私自身、お話を聴かせていただくのは今回が始めてでした。
早くの時間から会場は満席でした。 こちら紀南地方でも、拉致問題への関心の高さが伺われます。
拉致被害者家族連絡会(家族会)を発足されて、今年で10年目の節目の年を迎えるようです。
現在、政府が認識している中での拉致被害者は、17人とのこと。 でも実際はまだまだ、
日本国内だけでも数百人の方が北朝鮮に拉致されているとのことでした。
決して他人事ではありません!! 同じ日本人として許せない、大変重要な国の問題であると
改めて思いました。
「多くの方からの励ましのお言葉が何よりの支えになります。 娘が帰ってくるまでは、元気でいさせてもらいたい・・・。」 そうお話しされていた有本さんご夫妻の願いに、思わず涙がこみあげてきます。
映画については、決してニュースだけでは伝わらない、横田さんご夫妻の30年がひしひしと伝わってくる
内容でした。 ごく普通の一般家庭の中で、ある日突然わが子がいなくなってしまい、
後にまさか北朝鮮よって拉致されていたなんて・・・今までの長い悲しみや苦しみといったら、どんなに
図りしれないかと思うと、ほんとに胸が痛みます。
拉致疑惑が発覚した当初、政府の対応はあまりにも冷たかったようです。 2002年にやっと前小泉首相が何人かの拉致被害者の方を連れ戻すまでの長い歳月の中で、もうすでに病気を患って我が子と会えずに逝ってしまわれた方もおられました。
拉致被害のご家族の皆さん方が元気なうちに、一刻も早く解決の方向に向って欲しいと願うばかりです。